The story of Aquamarine

The story of Aquamarine

アクアマリン:3月の誕生石。宝石言葉「聡明・沈着・勇敢」。ラテン語で「水」を意味するaquaと「海」を意味するmarinusが語源。その呼び名の通り、深い透明のブルーは水のように清らかで、広い海を連想させ、凛とした雰囲気を醸し出す。ギリシャ神話の中では、「海の妖精の宝物だった石が荒れ狂う波に巻き込まれ浜辺に打ち上げられて宝石になった。」とされ、また「船乗りに恋した人魚が叶わぬ恋に流した涙がアクアマリンとなり海辺に打ち上げられ、船乗りはそれを広いお守りとした。」というロマンティックな言い伝えもあるようだ。フランス王妃 マリーアントワネットはダイヤとともにこの石をこよなく愛し、中世ヨーロッパでは、ローソクなどの照明の中で輝くことから夜会用の宝石として親しまれ、月の光を受けて輝く幻想的な美しさに魅了された。

生命の源「水」のようなこの宝石は、優しく、穏やかさで人々を癒し、安らぎをあたえ、大きな愛で包み込んでくれる。人生の壁や暗闇に迷った時、希望の光へと導いてくれるとも言われている。長い人生という航海のお守りとしてふさわしい石なのかもしれない。

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