The story of Citrine

The story of Citrine

シトリン:11月の誕生石。宝石言葉:「希望・自信・友愛」。語源は石の色が柑橘類のシトエンという果実に似ていることに由来。また古来より、美しく輝くその黄金色の色彩は、「太陽の象徴」と称され、実りや繁栄の様子を映す色とされた。「商売の繁盛」「富」をもたらす石として古今東西でお守りとされてきたパワーストーンの代表格である。

シトリントパーズと呼ばれることもあるが、シトリンはクォーツでありトパーズとはまったく別の鉱物である。シトリンは古代ギリシャ時代から宝石として愛されていたが、中世の宝石商たちが、より高価なトパーズと呼んで売っていたことがあり、シトリントパーズという名称がいまだ残っている。
シトリンはアメジストと同じ鉱物からできており、アメジスト内の鉄イオンが地熱などで温められ黄色に発色したものがシトリン(黄水晶)と呼ばれる。現在、市場に出回っているシトリンの多くは、アメジストや色の薄いシトリンに加熱したものである。これがエンハンスメントと呼ばれる、その石が本来持っている潜在的な美を引き出す処理であり、市場の多く石は、このひと手間により美しい色彩を放っている。

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