修理・リフォーム 高い?安い?

いつもご利用ありがとうございます。ジュエリーに携わり30年のオーナーが、最近の地金相場と店頭での接客を見ながら考えてみます。

結論から申し上げますと「高い、安い」はお客様が決めることですので、私から申し上げることはございませんが、一度考えていただきたいのが修理やリフォームの価格を聞いて「高い、安い」という判断はあまりお勧めできないと思っております。これは当方の生業がリフォーム・リペアの専門店だから申し上げているのではなく、長くジュエリーの世界に身をおいている私が、シンプルにそう感じているためです。

「お客様の意思と、いくつかの状況、情報からご判断されること」をお勧めいたします。

1.地金(金、プラチナ)相場の状況➡2023年4月3日の地金相場は「金9,281円、プラチナ4,734円」です。これは20年前(2002年)と比較すると「金7.1倍、プラチナ2.1倍」、約30年前(1993年)だと「金7倍、プラチナ3.4倍」、40年前(1983年)だと「金2.8倍、プラチナ1.43倍」、50年前(1973年)だと「金9.7倍、プラチナ2.9倍」となっており、税制や為替制度の違いがありますが、地金相場は昔よりかなり上がっています。
2.宝石の状況➡その時代に採れたもの、今採れないもの。希少性が高まったもの。今たくさん採れるものなどなど。宝石の種類によって様々な変化が見られます。例えばルビーは昔はピジョンブラッド(鳩の血)の色が上質と言われていましたが、現代では殆ど採れずピンク色に近いものが多く見られます。またダイヤモンドも昔に比べるとかなり高くなっています。

さて何が言いたいかと申しますと、昔のお品物の金額は、今より安かったものが多いのでは?と推察されます。従って昔の価格と現代の修理、リフォームの価格を単純に比較するのは、あまりお勧めできないと考えております。

それよりもお客様の思いやお考えが大切など思っております。例えば・・・、
・お品物を今後も使いたい?➡大事な方からのプレゼント、ご家族から譲受されたもの、記念に自分で買ったものなど思い出のあるもの。
・その宝石に価値がありそうなら使いたい?➡譲り受けたものなので、これが一体どのようなお品物がわからない!
・使うならどのように使いたい?➡指輪をあまりしないので、ネックレスとして使いたい? 金(K18等)ばかりなので、銀色(プラチナ色)が欲しい!
・そもそも使えるようになるの?➡お品物を拝見しどのように修理やリフォームをするか?ご提案。
・修理やリフォームして価格、デザイン面等のメリットがあるか?➡実際に店頭で相談してみて、お見積りや説明を聞いてみてお客様がご判断。

昔のお品物は良いジュエリーがたくさんあり、故に長く使えるものもたくさんございます。また現代では綺麗な宝石が採れなくなったものもたくさんございます。
地金だけのデザインネックレスやブレスレットは、ネックレス向けチェーンは除き、現代ではデザインが豊富ではありません。昔の方がデザインが豊富で、見ていて楽しいものがたくさんありました。

ジュエリーのことでしたら、ご相談だけでも構いません。色々気になることを聞いたり、相談してみてください。それで納得したことがあれば修理かリフォームをして、そのジュエリーを使ってみてください。きっと素敵な気持ちなると思います。

修理やリフォームで綺麗に甦るジュエリー、もう一度皆様の宝石箱をじっくり見てみてください。気づいていない宝物がたくさん眠っているかもしれません。

  • blog
  • hospitality
  • remake
  • repair
  • stoRe
  • stoRe Lab